2007年12月6日木曜日

富久長おりがらみ本生をぬる燗で:12月5日


本日のメインは富久長八反錦特別純米しぼりたておりがらみ本生。
ラベルの製造年月が、製増年月となっていたのは愛嬌で、12月のしぼりたてである。
ほかにおりがらみではない本生もあったが、あえておりがらみを選んだ。
一口味を見て、生の感触を楽しんだ後、すぐさま、ぬる燗につけた。
冷とはまた違った味乗りがして、実に美味い。
ぬる燗でとめているので、乳酸の香りが程よく立って来る。
蔵元の美穂さんが聞いたら怒るかもしれないが、私は燗のほうが好みである。ためしに、女将さんや板さんにも味わっていただいたが、皆、燗が好みと言ってくれた。とは言っても、下手に燗をつけすぎると壊れてしまうので、誰にでもお勧めできる技ではない。

今日のお通しはスモークサーモンと数の子。
最初は王禄丈径を上燗でいただいた。一週間で柔らかさが増した。

お造りはめといか、真鯛、いなだ。

せりの胡麻和え。

蛤の酒蒸し。

鯵の塩焼き。

酒盗の後は、いつものように蕎麦でしめた。